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夢の実現に向けてさらなる一歩を (3-1)

専門医取得

専門医合格!!!!!!
やったー。遂に合格しました。あー!長かった。・・・・・・本当に大変だった。
昨年5月31日書類提出から始まって、8月の口頭試問、そして11月の学会での3次試験まで長かったぁ。
全国で合格者はわずかに15人。
最初の書類審査で何人の人が落とされたかは知りませんが、2次試験のときは31人の先生方がいらっしゃいました。
2次試験で半分の人数が落とされています。本当に本当に厳しい登竜門でした。
資料を提供していていただいた患者さま。受かりましたよぉ〜と大声で感謝の気持ちを伝えたいです。
本当にありがとうございました。


専門医とは??

専門医とはなにか?
日本矯正歯科学会のホームページからの抜粋では
「専門医制度は、認定医制度よりさらに高いレベルの制度として2006年創設されました。より高度な臨床技能と学問的知識の向上を目指し、他分野と連携することによって、国民の健康と福祉に貢献することを目的としています。
そのために、社会人として良識や医療人として高度な倫理観をもち、絶えず自己研鑽を積み、国民に積極的に情報提供を行い、国際的視野をもって矯正歯科医療の発展に奉仕すると同時に、認定医および専門医をめざす歯科医師の模範となり、その育成と臨床研修を援助できる者を「学会の専門医」としています。
専門医資格は認定医資格を有し、長期に本学会に属することを条件に、臨床試験として現代矯正歯科医療における代表的な症例の提示と試問審査に合格し、さらに学術大会においてこれらの症例報告を行った者に与えられます。 審査は不正が許されないよう厳正に行われ、症例の治療結果も極めて厳格に評価されています。更新は5年毎に症例を報告し、審査に合格することが必要となっています。」  と記載されています。
その試験とは・・・
課題症例を10症例提出するのですが、第一症例は受け口の症例、第二症例は出っ歯型の症例・・・とすべて決められているのです。
治療前、治療後、治療後2年という3期のレントゲンや歯型模型、口腔内写真、3期のレントゲンを鉛筆でなぞったものの重ね合わせ。診断と分析、治療経過と治療結果とその考察などなど・・・・・・
審査基準として、治療後の歯形模型をかみ合わせて上下の歯と歯の間に1mmの針金が通ってはいけない。しかも内側もしっかり噛みあっていなければいけない。かみ合わせたとき上下の歯の位置関係は、理想の位置の1mm以内でなければいけないと超厳しい。
それに見合った症例を準備するだけでもかなりの症例数とキャリアが必要なのに、しかも口腔内写真はきちんと奥歯まで撮れていなければならず、しかも撮影角度まで決められていて、また提出する資料は規格どおりにすべてそろっていなくてはならない。そして治療の難易度や治療期間などが問われ、治療前後のレントゲンの重ね合わせと治療結果の整合性など。・・・・・
なぜそのような治療方針を立て、その結果がどのようになったか、そしてそれに対する考察はいかなるものかというものがきちんと整理され、筋が通っていなければいけないというもの。

予想以上の大変さ

もうここまで来たら、応募できる人が限られてしまいます。
後で知ったのですが、私の知り合いの先生も多数落とされていました。
私は最初こんなに大変なことになるとは思っていませんでした。毎年5月にアメリカ矯正学会があるのでそれが終わってからでも十分間に合うだろうと思っていました。
始めてみると、提出症例が絞り込めない。良い症例があっても資料が揃ってなかったり、口腔内写真がキレイに撮れていなかったり・・・・・ハプニング続き。資料制作だけでもこんなに大変だったなんて。
毎日深夜まで作業していましたが、一向に終わる気配がありません。「今年は無理かな。来年にしようかな」
と途中何度も挫折しかけましたが、何とか最後まで頑張ることができました。最後はなんと貫徹で本当の期限ぎりぎりでの提出でした。
終わった後、二、三日眠りたかった〜!それ位疲労困憊でした!!
最後まで頑張ることができたのはメンバーの励ましと、同級生の積ちゃん(同級生の矯正歯科医)がたまたま専門医の試験に同時期に応募していたので、そのアドバイスによるものでした。もちろん慎重な積ちゃんは余裕を持って提出を終えていました。
 

書類審査合格!次は2次試験

書類審査は何とか合格し、今度は8月の口頭試問です。
会場で、よくよく見るとなんだか知った顔が、「あれあれあれ、K先生も受けていたの????前聞いたときは受けないようなこと言っていたのに」でも知り合いがいるとホッとするもの。何か変な連帯感が芽生えてきます。 
でも誰が落ちるか分からないし、内心はドキドキ。
口頭試問の前日は歯型模型など10症例の資料の搬入で、その後は完全シャットアウト。私達は会場から締め出され、その後は名だたる先生方がずらずらと入って行かれました。これから夜遅くまで資料の審査が始まるのです。
次の日は、いよいよ口頭試問!
指定された番号の症例を持って口頭試問会場へ。各部屋がつい立で仕切られていて、指定された番号の部屋に入ると3人の審査官が座っていました。
心臓はバクバク!!!!!全体的には温和な雰囲気だったけど、結構厳しい質問もあったなぁ・・・
 
何とか終了しましが、結果はどうなんだろう?と心配でなりませんでした。でも、試験の終わった積ちゃんが
「もう駄目だ。終わった。話しかけないでくれ。あー!俺の一年間はなんだったのだろう。また同じことをしろと言われたらしばらくやる気になれない!」
と思いっきり落ち込んでいたので、自分の心配どころではありません
「そんなことないって、大丈夫だって。積ちゃんが落ちるくらいならおれだって落ちてるよ」
でも結果は?
私達仲良し3人はかろうじて受かることができました。
 
 

最終審査は日本矯正歯科学会

 残るは日本矯正歯科学会の3次試験のみ!
それは学会会場に資料を持っていき、外で1時間待機。その間呼ばれて資料を持って帰るように言われた人は不合格。
私達仲良し3人組は相変わらず固まってドキドキしていました。なんだか今回も変な連帯感????
「お疲れ様でした。以上をもちまして終了といたします」 「やったー。受かった」
私達3人は見事合格することができたのです。
でも正式発表は12月封書で。私達はそれまで何となく半信半疑で日々を送るのでした。
12月遂にその封筒は届きました。
そこには11月18日をもって合格となりますと書いてありました。やったー!!!! でももっと早く教えてくれてもよかったのに。
 

専門医を取得した理由

私がなぜ専門医を取得しようと思ったかというと・・・
私は開業して8年。これまで様々なことを学ばさせていただきました。少しずつですがスタッフも増えてきました。
そして何よりうれしいことは多くの患者さまに支持されてきたことです。
しかしながら、いつ何が起こるか分かりません。あの世界一のトヨタだって経営の危機に陥っています。でも彼らがつぶれることは無いと思います。それは最大限の努力をしているからです。変化することに勇気を持って断行しているからです。
私たちだって同じことです。常に一生懸命努力し、前を向いて歩まなければならないのです。
患者さまから頂いている支持を私は守り続けなければならないと思っています。それには、私達の医院をブランド化することだと信じています。それは医院を長く継続させるために非常に重要なことなのです。
私は100年続くブランドを目指しています。ただのブランドではなく長く生き残っていける力強いブランド。今いらして頂いている患者さまの孫の代まで続くブランドです。
そして、間違いなくいつか私は死にます。おそらくどのスタッフよりも早く・・・?
その時に残されたスタッフや患者さまはどうなるのでしょうか。医院のために尽くしてきてくれたスタッフや私達を信じて治療をして頂いている患者さまを路頭に迷わすわけにはいきません。ちゃんと最後まで見届けたいと思っています。だからこの医院を私の代で終わらせるわけにはいかないのです。
今ここで力を持ったブランドを育てていかなければいけないのです。そのために神宮前矯正歯科そしてiwi を作りました。
ある時有名な経済評論家に話を聞く機会がありました。彼は言いました。
近い将来企業が医療界に参入してくるかも知れないと。そうなったときに一開業医では太刀打ちできないと。大手スーパーに小さなお店がつぶされていったように。
そのようなところに負けないようにするには、専門に特化することだと。大企業がまねできない特異性を持つことだと。
だから私は舌側矯正に特化し、そしてi-stationやその他にも特許を取得し、何より治療の仕上がりに徹底的にこだわっていくことを決めました。
 
そして継続していくうえで最も重要なものは教育です。
私達が質の良い治療とサービスを継続して患者さまに提供していくためには、私達は常に勉強をし続けなければなりません。
そのために私達は専属の先生のもとでマナーを学んでいます。その先生はおっしゃっています。マナーは常に変わり続けている。だから勉強をし続けなければならないと。
そして技術。
患者さまに質の高い治療を常に提供し続けるためには・・
私達がこれまで培ってきた技術をしっかり後輩に引き継いでいかなければなりません。
優秀で、やる気のある先生方を集め、しっかりした教育を施し、技術を伝搬する。
そうすることで私達の技術や思想は継続され、それが伝統になっていくのだと。
それを可能にするのが専門医なのです。
専門医を取得することで私達の医院は教育機関になることができます。私達の医院から認定医を出すことができるのです。
そして質の高いヤル気のある先生方に来ていただける機会が増えます。そこでしっかりした教育を施し、患者さまにより質の高い治療とサービスを提供し続けることができます。
それだけではありません。我々のところから巣立って行った先生方によってよりよい医療が広まっていくことは私達にとって本当に喜ばしいことです。
我々の持つ技術と革新が矯正界を一歩でも進めることができるなら、それにより患者様がたくさんの恩恵を受けることができるのなら、私達は精進を続け、技術や方法を広めていきたいと考えています。それと同時に現状に甘んじることなく開発を続け、革新を起こし続けていきたいと考えおります。
常に矯正歯科界の最前線で関わっていきたい。
それは私達に与えられたミッションだと固く信じています。

 



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